5月下旬に京都市東山区の興正寺本廟にサツキを見に行った後、北に約10分歩き、大谷祖廟(おおたにそびょう)に参拝しました。
大谷祖廟は、東本願寺の親鸞聖人の廟所です。
東山には、興正寺本廟や大谷本廟といった親鸞聖人の廟所があり、どこがどれだかわからなくなりますね。
見ごろに近づくサツキ
大谷本廟には、京阪電車の祇園四条駅から東に約10分歩くと到着します。
この界隈には、八坂神社や高台寺があり、旅行者や観光客の方で賑わっていますが、大谷祖廟を訪れる人は少ないです。
この日も、大谷祖廟の参道は人がまばらでした。

参道
参道わきではサツキが咲いていました。

参道のサツキ
サツキは、花数がまだ少なく見ごろ前。
参道の奥に建つ総門近くのサツキは、やや花数が多いでしょうか。

サツキと総門
総門をくぐります。
境内も人が少なく静かですね。

境内
手水舎からは清らかに水が流れています。

手水鉢
手水鉢の端に供えられている花が慎ましやかに見えます。
境内でも所々でサツキが植えられていますよ。

サツキと本堂
白色の大きめの花を咲かせたサツキもありました。
それでは、サツキの向こうの本堂にお参りをしましょう。
石畳の脇では、赤色のサツキの花がぽつぽつと咲いていました。

サツキと石畳
鐘楼の前には、緑色のカエデと赤色のカエデ。

鐘楼
赤色のカエデは、夏が近づくと、葉が茶色くなっていきます。
まだ5月下旬でしたが、随分と茶色に見えます。
11月になると再び鮮やかな赤色に戻りますよ。
鐘楼の北側の石段を上ります。
その先には、唐門の金色の装飾が美しい親鸞聖人の御廟があります。

御廟
御廟にもお参りをしましょう。
扉が閉まっているので、中は見られませんが、御廟は、南北5間、東西3間半の御影石の重畳式である長方形の墳墓とのこと。
また、親鸞聖人が遺愛した虎が伏しているような姿と色合いをしている虎石も置かれているそうです。
金ぴかの唐門の建立年代は明確にはわかっていませんが、元禄12年(1699年)頃から始まった境内整備の一環として造営されたと考えられています。
御廟にお参りを済ませ、石段を下ります。
そして、本堂近くの玄関にやって来ました。
ここにも、丸く刈り込まれたサツキがありましたが、まだ見ごろには少し早かったです。

玄関とサツキ
大谷祖廟のサツキは、5月中には見ごろを迎えそうです。
見ごろは、6月上旬まで続くのではないでしょうか。
この後は、知恩院にサツキを見に行きます。
なお、大谷祖廟の詳細については以下のページを参考にしてみてください。